サウナ道、整うとは
サウナに行った。
以前は苦手意識が強く、サウナに入っても、「あつい!」と一瞬で出てしまっていた。
先日、サウナに入って整うお相撲さんの柄の今治タオルを買い、それに影響されてサウナと水風呂を交互にやってきた。
まず体を洗い、お湯に浸かる。
十分に暖まったら、体を拭いてサウナに入る。
最初はあつくて、もうすぐに出てしまいたかった。
そこをグッと我慢して、10分ほど座って待つ。
10分経ったら、サウナから出て汗を流した。
そしたら次は水風呂につかった。
これがまた冷たい。
すぐ出てしまいたかったが、足だけ冷たいのも気持ちが悪かったので、ええい、と肩まで使って、30秒ほどで出る。
また体を拭いて、外に出る。
今度は外気浴。
日陰のカウチに寝そべって、ぼんやりと空を見る。
サウナ、水風呂、外気浴を3回繰り返した。
3回目の外気浴のとき、整うってなんだろう…とても疲れたよ…と思って空をぼんやり見ていた。
青い空に、ゆっくり流れていく雲が綺麗だった。
露天に植っている、木の葉っぱが擦れる音が心地よい。
体がカウチに深く深く沈むような感覚がして
あぁ、整うとはこういうことなのか?と思った。
汗をかいて気持ちがいいと思うようになったのは、いつからだろう。
きっと、ヨガを始めて、ホットヨガをやるようになってから。
暖かい部屋で、湿度を上げて、ゆっくりと体を動かす。
部屋が暖かいからか、体が温まるのも早くて、ヨガのポーズがとりやすかったっけ。
それから、岩盤浴にも行くようになった気がする。
ホットヨガは、開始10分前には部屋に入って、体を部屋の温度に慣らすようにしていた。
マットを敷いた上に横になり、体と心を落ち着かせる。
そしてヨガをする。
ゆっくりと温度、湿度が上がっていく部屋、じんわりとかく汗。
終わって部屋から出ると、なんだかモヤモヤが晴れてスッキリしていた。
朝と一緒に流れ出てたのかな。
同じことが、サウナでもあるのかもしれない。
まだサウナ初心者、始めたばかりで、「整う」という状態がよく理解できていない。
でもサウナをやっている間は頭の中は空っぽだったし、終わった後、全てから解き放たれたような不思議な充足感があった。
サウナ、奥深い。