あすかの日常

春を待ち、夏に焦がれ、秋を染めて、冬に散るなら。

夜の読書

 

夜眠る前、部屋の明かりを落として、ベッドサイドのライトだけをつけて本を読む時間が好きだ。

 

そうしていると、子供の頃に親が明かりを消した後、こっそりと小さな明かりをつけて読書に耽ったことを思い出す。

その時は学校で流行っているダレン・シャンバーティミアス、そう言った物語を読むことが多かったけど、最近は随筆などを読むことが多い。

 

年齢とともに、読む本の趣味は変化した。しかし、読む本は変わっても、本を読むときのワクワクした気持ちは今も昔も変わらない。

ページをめくる音と、時計の秒針の音が響く部屋で、1人読書に耽る。それは今も昔も、私をゆったりと、優しく包んでくれる。とっておきの、私だけの時間。

 

お気に入りの時間というのは、こういうものをいうのかもしれない。ヨガをしたり、体の手入れをしている時間、読書をする時間。人によってさまざまだと思う。

でもどんな方法であれ、そんな風に自分のために使う時間があることは、なんて贅沢なんだろうと最近思う。どうせダラダラと使うなら、こういう風に時間を過ごしたい。

 

自分で自分を、1番大切に愛せるように。