あすかの日常

春を待ち、夏に焦がれ、秋を染めて、冬に散るなら。

なべつかみ、お気に入りは自分でつくる

 

なべつかみ。

 

今使っているケトルは、ホウロウ製のもので、持ち手の部分も熱くなる。市販のミトン型のなべつかみでは持ちづらいので、今までタオルを折って、なべつかみ代わりに使っていた。しかし、タオルを折るにもサイズに限界があり、火をつけたまま位置を調節するときなど火に当たりそうで危ないし、いちいち火を消すのは面倒だった。

 

あるとき動画内で見かけたなべつかみの形が可愛くて、こんなの欲しいなと思っていた。ケトルの持ち手や、鍋のふたを少し掴むのにちょうど良さそうな、まぁるい形の、真ん中に切れ込みがあり手を入れられる、二つ折りにして使うなべつかみ。でもなかなか見つからず、タオルを折って使っていた。

 

先日、「暮しの手帖」という雑誌で、四角ではあるものの、二つ折りにして使うなべつかみの作り方が載っていた。毛糸で作るもので、かぎ針の編み図が載っていた。毛糸なら、100円ショップで買えるし、このくらいの図案なら編めそう。そう思って、急いで100円ショップで材料を揃えた。

 

元の図案を参考に、自分の使いやすいサイズに調節して編んだ。仕上げの部分も少し変更して、自分が「可愛い」、「大事に長く使おう」そう思えるものを作った。久しぶりの編み物で、作るのに2日かかってしまったが、満足のいく仕上がりになった。

 

これから私は、ホウロウのケトルを使うたびに、このなべつかみを使う。毎日のコーヒー、ちょっとしたインスタント食品。お茶を入れるときにだって、これからたくさん使う。そうした積み重ねで、このなべつかみは私のお気に入りとなっていくのだ。

 

お気に入りは自分でつくる。使っていくうちに私に馴染んで、お気に入りになっていくのだ。

 

明日の朝が楽しみ。

 

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