あすかの日常

春を待ち、夏に焦がれ、秋を染めて、冬に散るなら。

人はネガティブなタイトルに惹かれるものらしい

 

『他人の不幸は蜜の味』

 

昔の人はよく言ったものだと思う。これは現代でも変わらない。

ニュースは不幸なものほど一瞬で世界に回り、人気者にはアンチが絶えない。

 

とあるYouTuberが言っていた。

 

「ネガティブなタイトルの方が伸びる」

 

その人は自分の動画に、ポジティブな明るいタイトルをつけた場合とネガティブな卑屈なタイトルをつけた場合、どちらが再生回数が伸びて登録者の増加に繋がるか分析をしていた。

その人の自己分析の結果、伸びるのはネガティブなものなのだそうだ。

 

(数値は開示されていないし、もしかしたら統計学としては母数が足りないかもしれないのでソースとしては弱いかもしれないが、話の種として聞いてほしい。)

 

ネガティブなタイトルに、他人は惹かれるものらしい。確かに私も「ホワイト企業に勤めるOLの終わりのない華金」より、「ブラック企業に勤めるOLの終わりのない華金」の方が、どんなだろうと思ってついクリックすると思う。私の性格が悪いだけの場合は申し訳ない。

 

ホワイト企業は、なんとなく「定時退社して遊び倒すのかな」と思うだけだ。しかしブラック企業と聞くと、それだけで「残業で帰れなくて、そのあと家のことやって…とか大変そう」とタイトルで想像が膨らむ。ネガティブな妄想はよく働く。嬉しくないけど。

 

想像が膨らめば、興味が湧く。実際にはどうなのか、答え合わせがしたくなる。私の想像は合っているの?そうすれば人はクリックせずにはいられないだろう。

 

「タイトルでどこまで想像させられるか」がクリックにつながるのかもしれない。

更に、そのクリックにつながる大切なタイトルに「ネガティブワード」を追加することで、相手の想像力により働きかけることができ、興味を引くことができるのかも。

 

「他人の不幸は蜜の味」

よく言ったものである。