あすかの日常

春を待ち、夏に焦がれ、秋を染めて、冬に散るなら。

私の好きな公園

今週のお題「好きな公園」

 

私の好きな公園。そこは小さな動物園のようでもあり、植物園のようでもあった。春には桜が、秋には紅葉がきれいな公園で、動物たちと触れ合うことができた。

 

とても広い公園で、大きな池もあり、その池には亀がいた。時たま、水の入れ替えのために底が見えることがあって、亀たちが甲羅を干しているのを見たことがある。いつでも池にはカモがいて、近くではカモのためのごはんが販売されていて、ご飯をあげることができた。あげると言っても、水面に撒いてやるだけだけど。

 

そして、ウサギ、鹿も、象もいる。動物園のように柵に入っており、これらにもまた、ご飯をやることができた。さつまいも、りんご、にんじんなんかのカットされたものが1皿いくら、という形で販売されており、小さい頃は親にねだってよく買ってもらっていた。鹿なんかは手をべろべろ舐めてくるし、まわりを囲まれる。気分は動物に囲まれるオーロラ姫である。皿が空になってもしばらくは触らせてくれたりして、とても嬉しかった。新しい皿を見つけるとそっちに行ってしまったが、それも仕方ない。おやつは誰にとっても大事である。

 

しばらく行っていないが、あの公園はどうなっただろうか?春になれば桜が咲き、秋には紅葉が綺麗だった。

子供だけでなく、大人も楽しめる公園だった。1人の人、夫婦で、家族で、仕事帰りのサラリーマン、いろんな人がいた。

私も歳を取り、あの頃の親の歳になってきている。

 

もう桜は終わっているだろうか。また来年になったら、桜の咲く頃に行ってみようと思う。