あすかの日常

春を待ち、夏に焦がれ、秋を染めて、冬に散るなら。

かたくて、甘い、

 

 

柿。

 

柿の美味しい季節。

 

果物も、外の空気も、私の好きな季節。

金木犀の香りがふわっと香ってきて。

もうすっかり秋。

 

この時期になると、筆柿を買いに行く。

名前の通り筆の先のような形をしている。

すっと細くて、丸っこい、先の尖ったような柿。

 

中がオレンジに、茶色のそばかすが付いているのが、甘くて美味しい。

 

今年はまだ、スーパーで出会える、少し平べったい、四角の角をまぁるくしたような形の、次郎柿ばかり食べている。

早く、筆柿に会いに行きたい。

 

コロナワクチンの副反応が収まって、出かけられるようになったら、さっそく行こう。

 

秋晴れの、薄い雲のかかった空。

金木犀の香る空気の中。

ぴかぴかの筆柿を迎えに行こう。